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2021年2月28日

【ブログNo.76浅田】大学での講演

 ゼントラストの浅田です。今回は、杏林大学で開催された講演会のお知らせです。こちらは2年ほど前のものになりますが、グローバル教育が叫ばれる現在、海外で働くことを考えている学生さん向けに講演をさせていただきました。もっとも、講演といっても参加人数は7-8名だったので、ゼミ形式で行いました。皆さん意識が高く、自分の学生時代を振り返って恥ずかしい気持ちになったことを覚えています笑。以下、杏林大学ホームページより転載。

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井の頭キャンパスF棟の交流プラザにて、第2回グローバルセミナーを開催しました。テーマは「グローバル人材になる為のキャリア形成や自分の将来について考える」と題し、学生が自らの将来像やキャリア形成について向き合うことを目的に開催しました。
講師には、元JICA青年海外協力隊員としてベトナムに赴任、現在は人材事業をサポートする企業に在籍されている浅田 南氏をお招きし、自らのご経験を基に、お話頂きました。

 本セミナーは、2部構成となっており、まずJICA青年海外協力隊員としてベトナムで働かれたご経験等をお話頂きました。浅田氏は、ベトナムの首都ハノイの中心から45km西に位置するドンラム村にて、村人の収入向上を図る為に、前任者が製作した「生茶クッキー」の販路開拓の取り組み、成功に至った経緯について説明しました。浅田氏は、日本では当たり前の概念を村人に理解してもらう難しさなどの事例を挙げ、言語や文化の違いから生じる現地の方とのコミュニケーションの難しさについて語りました。参加者は、常に熱意を持って村人や販売店に対してコミュニケーションを図り、販路の開拓を行った浅田氏の姿勢に感銘を受けた様子でした。
 
 第二部では、今回のセミナーのテーマである「グローバル人材になる為のキャリア形成や自分の将来について考える」に焦点を当て、浅田氏のお話とグループディスカッションを交えながら進行しました。浅田氏は、過去の日本とは違い、現代では誰もが国境を渡って仕事をすることができる環境であるとした上で、グローバル人材になる為には、語学力といったスキルにプラスして自らの強みを身につけておく必要性があると語りました。またグローバル人材の定義は非常に曖昧とした上で、浅田氏は「人の役に立ち、自分が気持ちよく且つお給料をもらえる仕事が、外国に関ることならば、それがグローバル人材である。」とご自身の意見を述べられたことが印象的でした。

 各ワークのグループディスカッションでは、参加者から活発な意見が出るなど、非常に有意義な時間となり、実施したアンケートには、「自分にとって海外があまり遠いものではないことを改めて理解することが出来た。」等のコメントも寄せられました。今後も学生が視野を広げることのできるセミナーを企画して参ります。