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2020年10月30日

【ブログNo.42】木造ビルの建設が本格化

ゼントラストの田部井です。
今回は木造ビルの建設についてお話し致します。

当社事務所と同じ銀座8丁目に木造耐火(木造と鉄骨造を組み合わせたハイブリット構造)による地上12階・地下1階建ての商業ビルが建つ予定です。

以前、新築木造住宅、新築マンションの企画、販売に携わった経験があり、木造ビルに対して非常に興味があります。

耐火木造12階建て商業施設は日本初。
設計・施工を竹中工務店、デザイン監修は新国立競技場を手掛けた隈研吾建築都市設計事務所です。
隈研吾氏が外装デザインをかなり練って出した答えは、単なる木の箱ではなく、樹木が重なり合うようなファサード「銀座に森が出現したイメージだ」と言っておられます。

場所は銀座通り(中央通り)に面しており竣工は2021年秋頃です。
日本初の木造ビルが銀座に完成することは話題性がありとても楽しみですね。

木造ビルの建設が可能となった理由は2000年、建築基準法の改正により、木材でも鉄と同じ性能が出せるならビルにおいても木材使用が可能となったからです。
住友林業、三菱地所、三井不動産など大手3社も巨大な木造ビル建設構想を発表しております。

その理由は ①木造ビルは環境に優しく持続可能性に富むこと ②国内産木材を使うことで地方創生や林業の育成が図れること ③木造ビルが与える心理的効果です。(週刊住宅)
鉄筋コンクリート造より軽く高い断熱効果もあるそうです。

すごいですね。今までの常識が変わろうとしています。