2018年6月20日
ゼントラストの樋口雄一です。
当社は、オーナー様やグループ会社の不動産を管理運営している一方で、
自ら不動産投資をしています。
これから不動産投資を始める方に向けて、ご参考までにゼントラストの投資
の考え方を少しづつお伝えをしていきたいと思います。
今回は、「アパートと区分マンションではどちらに投資をするのか?」についてです。
まずアパートに投資をするメリットとして考えられるのは、不動産会社に
1棟の管理を任せれば事足りるので管理の手間が省けるということだと思います。
一方でアパート投資のデメリットは、
①建物の多くはいわゆる軽量鉄骨と呼ばれる寿命の短い仕様であるため、
投資資金を回収する期間が短いこと。
②アパートのどこかの部屋で自殺や他殺、孤独死などが発生した場合に、
いわゆる心理的瑕疵(しんりてきかし)のある建物として認知を
されてしまうと収益性が大幅に悪化してしまう、といったことが
あげられます。
逆にマンションの多くは、鉄筋造や鉄骨鉄筋造と呼ばれる丈夫な建物
のため、適切な管理が行われている建物を選べば、長期間にわたり
競争力を維持することができます。
他にもいくつかメリットデメリットはあるのですが、
ずばり、当社は、
アパートには一切投資せず、区分マンションに集中投資をしています。
マンション投資と言っても、1つのマンションに絞るのではなく、
リスクヘッジの観点から、東京圏の中でできるだけエリアを
分散して一部屋単位で区分マンションに投資するようにしています。
また、先日の大手不動産会社のように建物に欠陥が発覚することもありますので、
分譲会社(新築時に売り出した会社)や建設会社(建物を建てた会社)が
できるだけ偏らないようにいろいろなマンションを購入しています。
さらには、築年数についても築浅から築30年くらいまでの間で、意図的に
分散するように心がけています。
国内のマンション投資であれば、東京圏が圧倒的に強いというのが
私の分析ですが、大地震が起こった時のリスクもありますので、
将来的には主要な地方都市の区分マンションにも投資をしていきたい
と思います。
(※但し、昭和56年以前の旧耐震マンションと異なり、平成築の
鉄筋マンションであれば、倒壊するリスクは低いと考えられます。)
東京圏・平成築の区分マンションの中で、エリアや築年数を踏まえた
分散投資をしています。
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