2020年12月11日
ゼントラストの浅田です。私は2007年春に大学を卒業し、不動産デベロッパーに入社しました。当初は好景気でしたが、2008年秋にリーマンショックが起こり、大震災や円高も重なり、不動産業界は不景気に包まれました。今回、2020年にコロナショックが起こりましたが、当時の不景気と、現在の不景気とは違うと感じることを挙げてみます。
まず、ひとくちに不動産業界といっても、業種ごとの回復がバラバラで、まだら模様であることです。それに対し、リーマンショックや震災のときは、基本的にどの業種も景気が悪かったように記憶しています。以下、個人的な印象ですが、現在の景気状況をランク付けしてみます。
A 物流施設
B+ 賃貸マンション シェアオフィス リゾート物件 飲食(テイクアウト)
B オフィス 分譲マンション
C ホテル 商業施設
D 飲食(宴会) カラオケ
上記の中でも、例えばリゾートといっても、熱海はよくて岐阜高山は悪いなど、格差がはっきりしています。以下、記事を引用します。
情緒あふれる街並みや美しい山々の風景で知られる岐阜県北部の高山市が不名誉な形で脚光を浴びた。3年ぶりにマイナスとなった9月公表の2020年の基準地価で、全国の商業地で最大の9.3%という下げを記録したのが同市の奥飛騨温泉郷平湯だった。新型コロナウイルス感染拡大で訪日客が激減した影響を強く受けたためで、負債2億円超の老舗旅館の破産も起きた。(2020年11月24日日経新聞)
静岡県熱海市で中古マンション市場が活況だ。新型コロナウイルスの影響によるテレワークの浸透が背景にあるとみられ、周辺の不動産業界に「特需」が来ている。(中略)複数の仲介業者によると、問い合わせは4~5月頃から急増し、前年同期と比べて約2倍、成約件数も1・5倍以上にそれぞれ増加した。物件価格も1―2割上昇している。JR熱海駅前の「伊豆太陽ホーム」熱海店の内藤ちづる店長は、「10月は2日しか休めなかった。毎日電話が鳴りっぱなしです」と語る。(2020年11月27日読売新聞)
いかがでしょうか。ポイントとしては、不景気を言い訳にできない時代が到来した、といえるのかもしれません。厳しいようですが、業界の垣根や新しい発想が求められ、面白い時代だともいえそうです。
そんな中、当社もどのような新しいチャレンジができるのか、日々模索中です。
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